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NASAのジェット推進研究所(JPL)で同探査機のプロジェクトマネージャーを務めるトム・ホフマン氏は、「今や、我々は落ち着いて一息つくことができる。探査機が太陽電池を完全に開いてバッテリーを充電し始めたことが分かったからだ。我々は今、インサイトの活動における新たな、胸をわくわくさせるような段階の実現、即ち、機器の展開と科学的観測の実施に向けた準備に落ち着いて着手することができる」と述べている。
インサイトの降下モジュールは27日の深夜、火星の赤道付近にあるエリシウム平原に無事着陸。同モジュールは、NASAによる別の地質探査機であるランダー「フェニックス」の公式の後継機となった。フェニックスは2008年5月、火星の土壌の中における生命の痕跡と水の探索のため、火星に着陸した。