日本へのクリル譲渡を支持するロシア人が増える=世論調査

ロシアでは、日本についてポジティブに捉えている人や、クリル列島の一部を日本に譲渡することを潜在的に支持する人が増えた。ロシアのマスコミが、世論調査機関「レバダセンター」が実施した世論調査の結果をもとに報じた。
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ロシア人の半数以上が日本をポジティブに捉えており(「非常によい」が10%、「基本的によい」が51%)、1年前(「非常によい」が6%、「基本的によい」が42%)より増えた。なお、日本を悪くとらえているロシア人は4分の1弱だった(「基本的に悪い」が13%、「非常に悪い」が7%)。

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また、クリル諸島の一部を日本に譲渡することについては、ロシア人の17%がおそらく支持するだろうと答え、74%がおそらく支持しないと回答、9%がどちらともいえないと答えた。

なお質問は「あなたは、日本と平和条約を締結し、露日の経済協力を発展させるために、クリル列島の複数の島を日本に譲渡する案を全体として個人的に支持しますか、それとも支持しませんか?」というものだった。

2016年5月に行われた世論調査で平和条約や経済協力について言及されなかった際には、島の譲渡を支持すると答えたのはわずか7%だった。世論調査が始まった1992年からこの数値が12%を超えたことはなかった。

なお、ロシア人の過半数が、クリル列島の一部が日本に譲渡される可能性があることを知っていた。これに関するニュースを注意深く追っていると回答したのは19%、聞いたことはあるが詳しくは知らないと答えたのが49%、世論調査で知ったという人は31%だった。

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