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あらゆる点で「オリオン」号は、1969年に月への飛行を行った「アポロ」号を超える見通しだ。
「オリオン」号の初の無人テスト飛行は、2014年12月に成功している。
人員輸送用の「オリオン」号は今後、NASAが地球軌道を超えた有人探査機として特別に開発した超重ロケットの「スペース・ローンチ・システム」との連動で飛行する。
「オリオン」号は、円いカプセル型とサービスモジュールで構成、長さ8メートル、直径5メートルとなる。同機の居住スペースは「アポロ」号の1,5倍の広さで6人がゆったりと生活できる。また「オリオン」号には離陸時の緊急事態に備え、発射を解除し、飛行士を脱出させるシステムが装備された。
「オリオン」号の初の目的地は、2020年代中頃に建設予定の月周回軌道に建設予定の宇宙ステーション「月軌道ゲートウェイ」が予定されている。