ノルウェーのブラックメタル・バンド「メイヘム」ヴォーカリストの頭蓋骨の破片、3500ドルで売却【写真】

「Serial Killers Ink」社が11月末、「デッド(Dead)」としてより有名なスウェーデンのヘヴィメタルミュージシャン、ジシャンペル・イングヴェ・オリーンの頭蓋骨の破片を売りに出した。オンラインメディア「MetalSucks」が伝えている。
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同社のウェブサイトでは数日後、バンド「メイヘム」のヴォーカリストだったデッドの頭蓋骨の破片が3500ドルで売却されたと伝えられた。

デッドは1990年、散弾銃で自らの頭を撃ち自殺。デッドの頭蓋骨の破片は、ともにメイヘムで活動していた友人のユーロニモスが拾い集めた。ユーロニモスは後に、頭蓋骨の破片を友人らにそれぞれ送付。この時の手紙のうちの1通を同社が売却した。

ユーロニモスの手紙もまた、歴史的価値を有している。ユーロニモスは1993年8月、ソロプロジェクト「バーズム」を結成したヴァルグ・ヴィーケネスによって殺害された。ヴァルグ自身は後に、ユーロニモスが最初に自分を襲い、刃物で襲撃しようとしてきたと語っている。また、ヴァルグは、デッドが自殺に使った銃でユーロニモスに自分が射殺されるのではないかと警戒していたという。

メイヘムは、1984年にオスロで結成されたノルウェーのブラックメタル・バンド。このプロジェクトは1993年まで存続し、その後1995年に復活した。特に大きなスキャンダルを同バンドにもたらしたのは、ライブ・アルバム『Dawn of the Black Hearts』のジャケット。このジャケットには、自殺現場でのデッドが描写されている。この時のデッドを写真に撮影したのはユーロニモスで、警察が到着するよりも前のことだった。

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