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同通信が説明しているところでは、逮捕者の中には「クーポラ」の首領である80歳のセッティミーノ・ミネーオ容疑者とみられる人物が含まれているという。予審判事らはミネーオ容疑者について、「ゴッドファーザー」と呼ばれたトト・リーナ元受刑者が逮捕された後、コーザ・ノストラの大部分を自らによる統制下に置いたとみている。ミネーオ容疑者は、既に再三にわたり有罪判決を受けて複数の刑期を務めており、これにはジョバンニ・ファルコーネ判事の殺害事件に関するものが含まれている。
一種のマフィア総評議会であるクーポラについては、近年招集されたことがないとみられていた。コーザ・ノストラの実際の「ゴッドファーザー」だと考えられているのは、イタリアの最重要指名手配犯であるマッテオ・メッシーナ・デナーロ容疑者。デナーロ容疑者は10年間にわたって捜索されているが、デナーロ容疑者の正確な外見について知る者はいない。しかし、法執行機関との協力に踏み切った一部の悔い改めたマフィア団員らは、デナーロ容疑者がコーザ・ノストラのトップに立った可能性を否定している。