IMF専務理事、Brexit後の英国の「ブラック・シナリオ」の可能性を排除せず

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、英国が協定の合意なしに欧州連合(EU)から離脱した場合、英国経済では「ブラック・シナリオ」が実現される可能性があると警告した。
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英国にはEU離脱を一方的に撤回する権利がある
ラガルド氏によると、IMFは英国の経済状況を評価し、今後に関する3つのシナリオを英国側に提示した。

その中には、(大多数がそこへ向かう)基本的なシナリオと、その兆候が今すでに見られている「ブラック・シナリオ」が含まれているという。

ラガルド氏は、Brexit(英国のEU離脱)による損失は、かつて言及された以上に大きくなることが明らかになったと指摘した。

英国は2019年3月29日にEUから離脱する。今年3月、離脱条件について合意に達した場合にEUと英国の関係において導入予定の移行期間は、2020年末までの21カ月とされた。

11日、英議会は離脱協定案を採決する。承認されなかった場合、英国は合意なしにEUから離脱する可能性がある。多くの専門家らは、これは英国にとって経済的大惨事になる可能性があるとの見方を示している。

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