露外務省 INF条約違反との米による非難は「根拠なし」

ロシア政府が中距離核戦力(INF)全廃条約を履行していないとする米政府による非難には根拠がなく、米側から証拠も提供されなかったと、ロシア外務省のザハロワ報道官が述べた。
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ザハロワ報道官は記者会見の際、「ロシア側は再三にわたり、これ(ロシアが条約に違反しているとの非難)が、穏やかな言い方をすれば、憶測であると表明してきた。米国のこの立場を裏づけるようないかなる証拠も、我々には結局、提示されなかった」と述べた。

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ポンペオ米国務長官は4日、米政府はロシア政府に対し、INF条約の履行に2カ月以内に復帰するよう呼びかけると述べた。ポンペオ長官によると、仮にロシアが60日後に同条約の履行に復帰しない場合、米国は自国の義務履行を一時停止するという。

先に、トランプ米大統領は、既に1987年に締結されているINF条約から米国が脱退する意向だと表明。その理由は、トランプ大統領によると、ロシアが合意に違反しているからだという。また、大統領はロシアと中国に対し、「軍拡競争」についてともに論議しようと呼びかけている

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