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女子部門のバロンドールを受賞したのは、フランスの「リヨン」に所属する23歳のノルウェー人選手で、自らのキャリアを通じて約300ゴールを決めるという大きな成績を残しているアーダ・ヘーゲルベルグ選手。
同賞の授与式で、ヘーゲルベルグ選手は感動的なスピーチを行い、トレーナーや同僚選手に向けて感謝の言葉を述べたほか、全ての女性に対し、自分自身を信じるよう呼びかけた。
スピーチの後、ヘーゲルベルグ選手に対して、式典の司会者だったフランスのDJ、マーティン・ソルヴェイグが話しかけた。ソルヴェイグはヘーゲルベルグ選手に、臀部や太腿、腹部の働きを積極的に利用して踊るモダンダンス「トゥワーク」を踊ることができるかと質問。ヘーゲルベルグ選手は短く「いいえ」と述べ、ステージから去ろうとした。
複数の選手やジャーナリスト、観客は、ソルヴェイグによる質問が女性差別だとして非難。
女子サッカークラブ「ローマ」はソルヴェイグについて、「今日1番の新たな馬鹿」だと評した。
スポーツ・イラストレイテッド誌のスポーツジャーナリスト、グラント・ウォール記者は、今回の出来事について「完全にやばい」と述べている。
ソルヴェイグは早くも式典後、自らが傷つけ、あるいは侮辱した可能性がある全ての人々に対してツイッターで許しを乞い、女性に対しては常に尊敬の念を以て接してきたと強調している。