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ブルームバーグ社が最大のリスクに挙げたのは、米中貿易戦争。トランプ米大統領が脅す、中国製品に対する新たな関税が現実のものとなった場合、2019年の中国の国内総生産(GDP)の成長率は1,5%低下する。ブルームバーグは、米中論争がこれから延々と続く経済冷戦の初期段階なのではないかと恐れている。
世界経済への否定的な影響として、伊政府と欧州連合(EU)の伊支出予算案に関わる論争も懸念される。
その他、2019年の世界経済への脅威としてブルームバーグ社は、米国の民主党主導の下院、共和党主導の上院とトランプ大統領の対立の問題、今後、一連の諸国で行われる選挙、米国の対イラン、対サウジアラビア関係による原油価格の水準、また、アジアでの紛争のリスクを上げた。