金委員長、年末までにソウル訪問の可能性ほぼなし 通信社報道

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩委員長が今年末までにソウルを訪問する可能性はほぼないと、韓国大統領府の高官が12日、明らかにした。
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聯合ニュースは、「我々は、金委員長にとって今年の訪韓は難しいだろうとの結論に至った」との同高官の言葉を伝えている。

先に、韓国大統領府の尹永燦・広報首席秘書官は記者らに対して、同国の文在寅大統領によって同国を訪問するよう公式に招待された金委員長の正確な訪問日程について、未だ合意がみられていないと明らかにしていた。

ここ数日、複数の韓国メディアは、北朝鮮の指導者による史上初の南側訪問について、早くも今週の中頃に実現する可能性があると主張する多数の記事を掲載。中でも、「朝鮮日報」紙は、文大統領が金委員長に対し、12月12~14日にソウルを訪問するよう招待したと報じていた。同紙は、北朝鮮方面における韓国大統領府による作業の活発化を指摘。同紙の複数の情報源によると、この作業は金委員長による訪韓の実現に関連しているという。

一方、韓国大統領府の複数の代表者は再三、金委員長による訪問の日程について、今のところ合意がみられていないと指摘。これに関連して朝鮮日報は、訪問の正確な時期については安全上の理由から明らかにされないのではないかとの予測を示していた。

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