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コルダ研究員は、その中でも、イスラエルとトルコにある一部の区画について、識別できないほどヤンデックス・マップスの地図上で「ぼかされている」ことを発見。この地図をグーグルアースによる画像と比較したところ、大規模な飛行場や掩蔽壕、街区内の小さな建物を含む、数多くの軍事施設を特定できた。全体では、このような場所を約300カ所発見したという。
コルダ研究員によれば、このような「ぼかし」によって、イスラエルとトルコにあるそれぞれの軍事施設のほか、NATOの軍事基地2カ所の正確な位置が特定されているという。この2カ所とは、イズミルにあるNATOの連合陸軍司令部(LANDCOM)と、国外では最大の米核戦力が配備されているインジルリク空軍基地。
コルダ研究員はまた、不鮮明にされた地域が出現したことについて、イスラエルとトルコそれぞれの軍による要求に応じたのかもしれないと指摘しているものの、位置を隠すこのような方法は、恐らく適切とは言えず、これらの施設に対する注意を引きつけるだけだとしている。