拘束中のウクライナ人船員を領事が訪問 「故郷に帰りたがっている」

ロシア・ウクライナ両国間のケルチ海峡を巡る紛争を受け、在ロシア・ウクライナ在外公館の領事らがロシアで拘束中の船員を訪問した。ウクライナ外務省領事部、セルゲイ・ポゴレリツェフ総領事が明らかにした。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

ウクライナ独立通信社によると、領事らは拘束中のウクライナ人船員5人を訪問した。

ウクライナのケルチ海峡の挑発 「破局的に低い」大統領支持率アップが狙い 露大使
ポゴレリツェフ総領事は「船員らは一刻も早く故郷に戻ることを望んでいる。船員らの健康状態は概ね良好だが、うち1人は糖尿病を患っている。彼には医師による検査が行われており、必要に応じてインスリンが投与されている」と述べた。

ロシア連邦保安庁は先月25日、ウクライナ艦船3隻が領海侵犯したと発表。ウクライナ側がロシア連邦保安庁沿岸警備隊および黒海艦隊による停止命令に従わなかったため、ロシアはウクライナ艦船を拿捕した。強制停止時にウクライナ海軍兵士3人が軽傷を負っている。これを受け、ウクライナのポロシェンコ大統領は戒厳令を発令した。

関連ニュース

ロシア、ウクライナ間でなぜアゾフ海の紛争が起きたのか ポロシェンコはなぜ戒厳令を発令したのか

ウクライナ大統領 ロシアとの友好条約の失効についての法に署名

ナザルバエフ大統領、ウクライナに対する懸念を表明 「ウクライナ人とは心が通じている」

コメント