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この記者は、パリでの抗議運動に対してロシア政府が何らかの関係を有しているのかどうか把握しようとし、レポーターに質問。レポーターは記者に対し、現地では1人のロシア国籍者にも出会わなかったと説明した。
だが、この回答に記者は満足せず、「では、あるいは、何らかのロシアビジネスが今、このことで大きな収益を手っ取り早く手に入れているということはありませんか?」と尋ねた。これに対して、レポーターは吹き出しただけだった。
本人が説明したところでは、「編集部が証拠を求めている」ため、ロシア政府による干渉を証明する目的で、この記者には「証拠を見つける」ことが必要だという。
フランスでは11月半ばから抗議デモが続いている。デモは、運転手が自動車に積んでいる黄色い蛍光色のベストを参加者が着用していることから「黄色いベスト運動」と名付けられた。
デモ参加者は当初、燃料税引き上げに対して抗議、フランス政府は燃料税の引き上げを半年間延期することを発表した。だがデモは収まらず、暴動や略奪、警察との衝突にまで悪化した。
デモ参加者らは、フランスの社会状況に不満を表し、年金支給額や給与の40%増額、税制改革や司法制度改革、マクロン大統領の辞任を求めている。