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この資料からは、当時首相だった岸信介氏が、アイゼンハワー米大統領との会談を前に、南クリル諸島(北方四島)の4島ではなく2島のみをソ連から受け取ることに日本が同意する可能性の論議に向けて準備していたことが分かる。
その論拠として挙げられているのは、クナシル島(国後島)とイトゥルップ島(択捉島)に関連するある種の潜在的可能性をソ連が認めるとの条件、及び周辺海域における安全な漁業の保証が確保されるとの条件が満たされた場合、ハボマイ諸島(歯舞群島)とシコタン島(色丹島)の返還に同意するよう求める日本の漁業者らによる要求。
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