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レロティウス記者は不法移民に関するルポを作成中に不正行為をした。同じく原稿を執筆していた同記者の同僚が、以前に読んだ米国で書かれた記事にストーリーが酷似していると気づいた。同僚はカメラを持って、レロティウス記者の資料に登場する人々を訪問し、話をきいたところ、彼らは口を揃えて、そんな記者とは会ったことがないとカメラの前で証言した。
『シュピーゲル』誌は、レロティウス記者が少なくとも3つのでっち上げの記事を書き、その全てで受賞あるいはノミネートされたとしている。
レロティウス氏自身は、当初は嫌疑を否定していたものの、後日、成功のために、またその成功を確固たるものにするために空想を発揮した、と認めた。
現在、レロティウス記者の雇用側は、同記者の記事の精査を続けている。同記者はフリーランスで数年間働いており、1年半ほど前に『シュピーゲル』誌の専属スタッフになったという。レロティウス記者はドイツのジャーナリスト・オブザイヤーのタイトルももっている。
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