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ベリル・ハウエル判事は「米国人家族のワームビア一家は北朝鮮によって息子を拘束され、世界的な不正および米国との対決のために息子を駒として利用され、この際、その全体主義国家の残忍さを身をもって経験した」と述べた。
ワームビアさんの家族は、外国主権免責法に基づき北朝鮮を提訴した。一方、北朝鮮側はこの訴訟に対して反応を示していないという。
米国人大学生のオットー・ワームビアさん(22)は、平壌のホテルで宣伝ポスターを盗もうとした罪で2016年1月2日に逮捕され、15年の労働教化刑が言い渡された。北朝鮮当局は、ポスターを盗もうとした試みを「敵対行為」とみなした。ワームビアさんは北朝鮮で約15か月収監され、2017年6月13日に昏睡状態で米国に帰国した。北朝鮮当局は、ワームビアさんを「人道的見地から」釈放したと発表した。