米ケネディ元大統領の手紙が公開 「ソ連の脅威」でサンタの命を心配する少女に返答

歴史家のマイケル・ベスロス氏は、米国第35代ジョン・F・ケネディ元大統領が少女ミッシェルに宛てた手紙をツイッターで公表した。手紙でケネディ元大統領は、ソ連の脅威からサンタクロースが北極で武器をテストしているという少女の不安に答えている。
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ケネディ元大統領が少女に宛てた手紙に書きだしは次のとおり。

「親愛なるミシェル、サンタクロースの命を脅かすロシア人による北極の砲撃を阻止する必要があるというあなたの手紙を受け取り、私は嬉しく思います。」

「北極圏だけでなく全世界、サンタクロースだけでなくすべての人々に対するソビエト連邦の大気実験についてのあなたの懸念を共有します。とにかく、サンタについて心配する必要はありません。私は昨日サンタクロースと話しましたが、彼の気分はとても良かったです。今年のクリスマス、彼はまた世界中を飛び回ります。」

このようにケネディ元大統領は少女を安心させていた。

この手紙は1961年10月に書かれたもの。そのとき、ソ米関係は特に緊張した時期だった。

この手紙のちょうど1年後にキューバ危機が起こった。1961年の米国によるトルコへの核兵器配備、その後のキューバへのソ連の軍事部隊、核兵器を含めた軍事機器の秘密裏の移送と配置が行なわれた。歴史家らはこの時期、各国は世界規模の核戦争の危機に瀕していたという見解を示している。

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