国際宇宙ステーションのロシア宇宙飛行士 10月の「ソユーズ」事故のために新年のプレゼント受け取れず

国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の唯一のロシア人宇宙飛行士オレグ・コノネンコ氏は、プレゼントなしで新年を迎える。プレゼントは今年10月の貨物探査機「ソユーズMS-10」とともに事故に遭遇した。
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宇宙飛行士の心理的支援を専門とするリリア・シュエバはこの状況について「貨物には、オレグ・コノネンコ、アレクセイ・オブチーニン両宇宙飛行士のお気に入りのお菓子が入った長靴があった。その他にも、多くの果実やナッツ、ケチャップ、マスタードが入っていた。宇宙空間では(宇宙食ばかりではなく)普通の食物が食べたくなるものだ」と述べている。

シュエバ氏によると、宇宙飛行士たちのために支援チームと飛行士の親戚はいつも一生懸命プレゼントを用意している。あみぐるみや写真、友人らが特別に撮影したビデオといった多くの手作りプレゼントなどが送られている。

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「キャンディーでさえ、その人の好みに合ったものを用意している。宇宙飛行士がお菓子を受け取るまでに時間がかかるので、時にはできたてのキャンディーを求めて工場まで出かけることもある」とシュエバ氏は語った。

10月11日、現代ロシア史上初となる有人宇宙飛行での事故が起きた。打ち上げロケット「ソユーズFG」は、新たな国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーを乗せた宇宙船「ソユーズMS-10」を軌道に投入することができなかった。なお宇宙飛行士らは脱出用カプセルで地球に着陸した。

10月31日、「ロスコスモス」有人飛行プログラムの執行責任者セルゲイ・クリカリョフ氏は ソユーズ宇宙船の打ち上げ失敗について、1段目と2段目の分離センサーの誤動作により発生したと発表した。

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