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連合国の中戦車はいずれも、似通った兵器(M4とクロムウェルには75ミリ砲、T34には76ミリ砲が搭載されていた)や装甲板(その厚さについては、ドイツで「ティーガーI」や「パンター」といった戦車が出現した後、敵にとって問題ではなくなった)、機動性を備えていたと、記事の執筆者は指摘している。
まさに、戦闘任務遂行のための十分な特性と、その特性を先例のない規模で大量に生産する各国の能力による恩恵を受けて、ソ連と米国はナチス・ドイツに対し勝利するため、自国の潜在的工業力を利用することができたのだと、記事の執筆者は伝えている。また、この執筆者は、T34を生産する際のコストの低さと単純さを特に指摘。ソ連が8万4千両もの「驚異的な」数のT34を生産した一方で、米国はM4を4万9千両、英国はクロムウェルを僅か6千両しか生産しなかったと、同誌は伝えている。