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サンゴ礁は、私たちの想像以上に人間にとって重要だ。明白な認識として、藻は食べることができ、観光地となるなどがあるが、他にも、人々が呼吸する酸素の50%以上が海洋から発生している。また、藻は海洋を浄化することから、生態系に絶対不可欠だ。
研究者らは、グレート・バリア・リーフの海中の深さ24メートル地点に生育する藻類のハロフィラ(Halophila)に保たれている炭素レベルを測定した。分析によると、他種よりも約9倍多い有機炭素を含んでいることが判明した。
科学者らは、ハロフィラは、約3000万トンの二酸化炭素を吸収することができると推定した。それはサンゴの保護、つまり海洋を地球気候変動の影響から保護することを意味する。
科学者が以前行った試算では、過去30年間でサンゴ礁全体の最大50%が人間の活動によって死滅したという結果がでている。人間の活動は、汚染、酸化の増大、海洋温度の上昇を引き起こした。
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