スプートニク日本
ヨルダン在住のジャサル・ジャマル・アルタハト宛てに振り込まれたインボイスには、「インテグリティー・イニシエイティブ」のために作成されたRTテレビについての報告書の代金としておよそ1千ポンド(13万8千円)が記載されている。
新たに公表された中にはRTの活動についての2つのレポートが入れられている。1つは作成者ジャサル・ジャマル・アルタハトの名前で中東におけるRTの作業が分析されている。
2つめのレポートには作成者の名前は記載されておらず、SNS上でニュースを拡散する際の原則についての調査およびこのプラットフォームにおけるRTやスプートニクの方針と業績がまとめられている。
例えばレポートは、2015年、シリアでトルコによってロシアのSu-24機が撃墜された事件を取り上げ、この際に「RTとスプートニクはロシアの立場を主張する記事をおし出し」、強力な支持の獲得に成功しており、「SNS上では共通してロシアの側にシンパシーが向けられた」と分析している。
レポート作成者は、多くのユーザーは西側のメディアが沈黙を守っている事件について、RTは常に取り上げる気構えでいるという確信していると書いている。
「インテグリティー・イニシエイティブ」プロジェクトは、すでに数年にわたって存在しており、その活動目的を「ロシアのプロパガンダおよびフェイクニュース」に対抗することとうたっている。
11月、アノニマスは、英国はこの「インテグリティー・イニシエイティブ」を欧州諸国の内政干渉やロシアに対抗する情報戦争のために使うことができたと発表していた。