国連、虐待家族から逃げたサウジ女性の亡命先を探す

国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、家族から「長年の」虐待を受けているとして亡命の意向を示すサウジアラビア人女性のラハフ・ムハンマド・クヌンさんを受け入れる国を探している。タイ紙カーウ・ソットが報じた。
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クヌンさんは先週、バンコク経由でオーストラリアに向かっていた。だがバンコクの空港でサウジ大使館職員が彼女の旅券(パスポート)を没収し、帰国を求めた。そこでクヌンさんは職員から逃亡し、空港のトランジットゾーンに立てこもった。

クヌンさんはツイッターでアカウントを作成し、経緯を説明。世界的にこの話が報じられた。8日にはUNHCR職員と面会した。UNHCRはクヌンさんを保護下に置き、移動に必要な文書作成に協力することで合意した。タイ政府はクヌンさんの一時滞在を許可した。

クヌンさんは希望する亡命先としてカナダ、米国、オーストラリア、英国を挙げている。

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