うつ病や不安が根源に たくさんの病気をもたらし「ダメージ」を与える

米カリフォルニア大学の科学者らによると、うつ病や不安は他の危険な病気の発症を引き起こす恐れがある。身体への悪影響の程度によっては、この障害は肥満や喫煙に匹敵するほど恐ろしい。こうした結論は、1万5418人の高齢者ボランティアを対象にした観察から引き出された。
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観察では、彼らのうつ病や不安の重症度を調べ、有害な習慣や肥満の兆候を調べた。

また、すべての医学的診断と身体の異常も調査した。その結果、16%の人々が高レベルの不安とうつ病を患っており、31%が肥満、また14%の被験者が喫煙していることが分かった。高レベルの不安やうつ病を患う人々では、心疾患の発症リスクは65%、脳梗塞のリスクは64%、高血圧50%、関節炎87%に増加した。

肥満の人や喫煙者でも同じようなリスクの増加が見受けられたが、うつ病が関節炎発症リスクのもっとも大きな要因となっていることが判明した。また、うつ病や不安は、頭痛、消化不良、腰痛、息切れを頻繁に起こすが、ガン発症のリスクには影響を及ぼさない。

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