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フィンランドでは2019年の1年間で、AI技術の発展戦略の一環として、同国の全人口の1%にあたる5万5千人に対し、AIの基礎的概念の教育が行われる。
2018年には約6千人が、ヘルシンキ大学で実施された1カ月間の無料講座「エレメンツ・オブ・AI」の一環として、AIを使う作業能力を手に入れている。同講座では、AIと機械学習の作動原理が紹介されることになっている。この際、基礎的なプログラミング能力を持っていることは、講座受講のための必須条件にはなっていない。
フィンランド政府の見解によると、このようなアプローチは同国内における技術革新の発展を加速させることを可能にするとともに、住民が現代的テクノロジーに通じるうえで助けになるという。
オンライン講座である「エレメンツ・オブ・AI」は、フィンランド国民だけではなく、希望する人は誰でも修了することができる。同講座は今のところ、フィンランド語あるいは英語で受講可能だが、他の複数の言語によるバージョンも今後開講すると明言されている。
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