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シム選手の証言ではシム選手はチョ容疑者からの性的暴力によって17歳の時から苦しみ続けてきた。
性的暴力は2018年の平昌五輪の開催1か月前まで続けられた。
シム選手は性的暴力が行われていた場所が国立スポーツトレーニングセンターであったことから、選手らのトレーニングシステムに脆弱性があることを如実に表していると訴えている。
シム選手の弁護士は「これは恐ろしい犯罪であり、我々は相手を糾弾しないわけにはいかない」と語った。
シム選手を暴行したチョ被告は長年にわたり数人の教え子にパワーハラスメントを行っていた罪ですでに裁かれており、10か月の実刑判決を受けている。今回のシム選手の告訴で控訴内容が見直され、新たな罪状が加わった。
シム選手は2014年ソチ五輪と2018年平昌五輪のショートトラック・リレーでの2度の金メダルのほか、銀、銅と総計4個のメダルを保持している。