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文大統領は、ソウルで開かれた記者会見で発言した中で、「韓国政府は司法機関の判決に対して、敬意を以て接しなければならないし、日本も同様だ。たとえ日本が、韓国の裁判所による判決に満足していない場合でも、どうしようもないということを日本は理解しなければならない」と述べた。
韓国の大法院(最高裁判所)は昨年末、新日鉄住金に対し、第2次世界大戦中に朝鮮人を対象とした強制労働を利用したことについて、賠償金を支払うよう命じた。この命令を実行することを同社が拒否したため、韓国にある同社の資産を差し押さえることを裁判所が認めた。
文大統領は、「日本の政治的指導者らは、このこと(徴用工問題)から政治的論争の対象を(既に)作り出し、これらの論争を拡大させつつあるが、これはあまり賢明なことではない。政治的な戦いの道を歩むのは望ましくない」と強調した。