世銀 次期総裁候補にトランプ政権の意向反映か

世界銀行は7日、ジム・ヨン・キム総裁の突然の辞任を発表した。これを受け、ドナルド・トランプ米大統領の長女、イバンカ・トランプ氏と元米国連大使のニッキー・ヘイリー氏が次期総裁候補として挙がっていることが明らかになった。米フィナンシャル・タイムズが報じた。
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キム総裁の退任は2月1日に予定されている。任期満了まで3年半を残しての辞任発表だが、その理由は明らかになっていない。キム総裁の退任後、世銀のクリスタリナ・ゲオルギエワ最高経営責任者(CEO)が暫定総裁に就く。次期総裁の選定は2月中旬までに行われる予定。

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米フィナンシャル・タイムズによると、イワンカ氏とヘイリー氏のほか、国際問題担当財務次官のデービッド・マルパス氏、米国債開発庁(USAID)のマーク・グリーン氏が候補者として挙がっている。

世銀は新興国や途上国向けの融資を行っている一方、トランプ大統領は中国への融資を問題視している。後任人事はトランプ政権の反映される見通しで、経済大国となった中国に対する融資方針が変わる可能性も指摘されている。

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