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彫刻「マック・ジーザス」(2015年)は、現在開催されている消費品の聖化に捧げる展覧会「Sacred Goods(聖品)」の一環として設置されている。この彫刻は、張り付けにされたイエス・キリストをテーマに、ファストフードチェーン店マクドナルドのマスコットであるドナルド・マクドナルドを十字架に磔にしたもので、イエス・キリストと同様、腰に黄色い布を纏っている。
イスラエルのミリ・レジェブ・スポーツ・文化相は、美術館の館長に彫刻を展覧から撤去するよう要請し、「芸術的抗議行動としての提示が宗教の神聖なシンボルを軽視している」と非難した。しかし、博物館の首脳部は彫刻の撤去を拒否した。首脳部によれば、芸術は暴力への衝動としてではなく、「マック・ジーザス」を展示した展覧会は「多国籍企業による宗教的シンボルのシニカルな使用」を表現したものと回答した。
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