米誌、INF全廃条約破棄の危険性を指摘

ドナルド・トランプ米大統領は昨年10月、米国が1987年に旧ソ連と締結した中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱を表明した。この問題について、米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」はロシアが保有するミサイル兵器には核兵器以上の「殺傷能力」があるとの見方を示した。
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同誌によると、INF全廃条約破棄により国益を損ねる恐れがあるのは米国で、ロシアはそれにより「大きな利益」を享受することができる。

同誌はまた、ロシアには核戦力を増強させる必要がない上、当該条約の枠組みから外れることにより地上発射型の新たなミサイルを展開することができるとし、その危険性を指摘している。

アントニオ・グテレス国連事務総長は露米両国に当該条約を巡る対話を継続するよう要請している。

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