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「IOCは選手の手続き上の権利を深刻に侵害し、裁判所と弁護側から弁解となり得る証拠を隠していた。(世界反ドーピング機関への告発者、グリゴリー)ロドチェンコフによるソチの出来事に関する告発の証拠は実質的にない。ロドチェンコフは自ら証言で混乱し始め、話は彼が私たちに提出したものとは違い、WADAのリチャード・マクラーレン(調査)委員長は裁判の早い段階でこれを認めるべきだった」
「2年以上続いた(露スキー選手)アレクサンドル・レグコフ氏に対する裁判が成功裏に終了したことは非常に嬉しいことだ。私たちは多くの不運を被ったが、最終的に全て上手く収まった」
デニス・オズワルド氏が率いるIOCの委員会は2017年、ロシア選手43人を五輪から永久追放し、ソチ五輪での彼らの結果を取り消した。スポーツ仲裁裁判所(CAS)は39件の提訴を検討。証拠不十分として28選手の処分を取り消し、11選手の五輪永久追放処分を取り消す裁定を下した。IOCは、処分を取り消された他の選手の件で上訴はしないと発表した。
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