日本との平和条約、早期の締結達成に向け「可能なことを全て行う用意」 露報道官

ロシアのペスコフ大統領報道官は、日本との平和条約の締結達成に必要な時間を最小限にするため、ロシアは可能なことを全て行っていく意向だが、これは即時的なプロセスではないと述べた。
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露大統領補佐官、日本政府の要求に苦言「交渉を一層複雑化させる」
ロシア大統領府の報道部は先に、同国のプーチン大統領と日本の安倍首相が、露日両政府間の平和条約締結に関連した諸問題について22日に論議する予定だと発表している。

ペスコフ報道官は記者らに対し、「交渉は現在、最初の段階にある。つまり、専門家らによる意見交換、専門家らによる作業のことだが、これは非常に綿密な作業で、非常に複雑なものだ。この作業は、両代表団それぞれのトップによる直接的な参加も必要とするものであり、今回の場合、このトップとはプーチン大統領と安倍首相の双方であって、2人は明日、その作業に取りかかる」と述べた。

ペスコフ報道官は、プーチン大統領が平和条約締結のテーマについて、時間的に著しく引き延ばされたものになっていると再三にわたり語ってきたと指摘。

「これはプーチン大統領も確認したことだが、その時間を可能な限り圧縮し、最小限にするために、ロシア側は可能なことを全て行っていく意向だ」と述べた。同時に、平和条約の達成は即時的なプロセスではないとも強調した。

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