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発表では、「これら2体の女性マネキン人形は今後、オリオン初の月周回ミッションの際、客席に座ることになる」と述べられている。
オリオンによる月の周回を伴う飛行は現在、2020年6月に予定されている。
発表で指摘されているところでは、女性の胴体を模したこれらのマネキン人形には「ヘルガ」と「ゾハル」という名前がつけられている。人形に利用されている素材は、各内臓器官の様々な密度を再現。さらに2体の人形には、放射線レベルを測定する合計5600個のセンサーが備えられている。
発表では、「我々が女性マネキン人形を選んだ理由は、女性宇宙飛行士の数が増加しつつあることのほかに、女性の身体が通常、放射線に対してより脆弱であるからだ」とする、ドイツ航空宇宙センター(DLR)のトマス・ベルガー主任研究員の言葉が引用されている。