米国務長官、ベネズエラ軍に国民保護を要請

マイク・ポンペオ米国務長官は31日、ベネズエラ軍に対し同国のニコラス・マドゥロ大統領の「抑圧」から国民を保護するよう要請した。
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ポンペオ国務長官は「マドゥロ氏の抑圧が続いている。そのような状況下でベネズエラ国民は民主を求めている。われわれはベネズエラ軍に対し同国の国民、米国人、ならびに(ベネズエラで暮らす)外国人を保護するよう要請する。われわれはベネズエラ国民の側にある」とツイートした。

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マドゥロ大統領は先に、「私はベネズエラ軍の忠誠を信じており、国家転覆を策謀する個人や組織との闘いにおいて、ともに最前線に立つだろう」と表明している。

一方、米国などの支持を受けベネズエラ暫定大統領への就任を宣言したフアン・グアイド国会議長は29日、ベネズエラ軍と秘密裏に交渉していたことを明らかにしたうえで、「ベネズエラ軍はやがて私の側に付く」と自信をあらわにした。

今年1月23日深夜から翌24日にかけて、ベネズエラではクーデターが試みられた。 ベネズエラ野党の指導者、グアイド国会議長はカラカスの路上で何万人もの支持者を前に集会を行った。米国はマドゥロ大統領に対する反対運動のリーダーとなった、つい最近までほとんど世界に知られていなかった35歳のグアイド国会議長を支持している。カラカスでみられた反体制派によるデモは、1958年に独裁者のマルコス・ペレス・ヒメネスがその座を追われた日にあわせて行なわれた。

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