ロシア最後の皇帝一家の貴重な写真が発見【写真】

ロシア南部の保養都市エセントゥキで、ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世とその家族の貴重な写真が発見された。写真が隠されていた場所は市の出納局がある建物で、建物の修理を行っていた作業員によって発見された。写真は封筒に入れられ、建物の梁の下に置かれたまま、100年もの間、誰にも気づかれなかった。
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写真の大部分は、仲間に囲まれたコサックの高官とニコライ2世とその子供たちを写したものだった。

郷土研究者たちの調べで皇帝と共に映っているコサックの人物が特定された。コサックは皇室の護衛を行ない、特に皇帝の子供たちと親しかったアレクセイ・フェデュシキン。おそらく、1914年の第一次世界大戦の開戦とともにフェデュシキンは前線に赴き、その後、皇帝一家と会うことはなかった。それは1918年にニコライ2世は家族とともにボルシェビキによって銃殺されたからだ。

​フェデュシキンはソビエトロシアから亡命したが、おそらくロシアから逃げる前に、自分にとって貴重な写真を封筒に収め、隠したのだろうと推測されている。

どの写真もこれまで公表されてはいない。2枚の写真には皇室の子供たちの直筆サインが書かれていた。

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