中国で、HIV抗体が含まれている可能性のある免疫グロブリン製剤に関する調査が行われる

中国当局は、上海で製造された免疫グロブリン製剤にHIV抗体が含まれている可能性があるとの情報を受けて調査を行っている。中国国家食品薬品監督管理局が発表した。
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同局は5日、中国国家衛生計画出産委員会から上海にあるMeheco Xinxing Pharma社が製造した20180610ZにHIV抗体が含まれている可能性があるとの通知を受け、調査が開始された。

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当局は、中国全土でMeheco Xinxing Pharma社の同製剤の使用を即時停止するよう通知した。

Meheco Xinxing Pharma社は、今後の調査のために直ちにすべての製剤を回収しなければならない。

上海および江蘇省にある国家実験室では、免疫グロブリン製剤にHIV、B型およびC型肝炎に対する抗体が含まれているかどうかについての独立した検査が実施されたが、すべて陰性だったという。

一方、免疫グロブリン製剤を使用したすべての患者の検査はまだ終わっていない。

調査は、江蘇省で診察を受けた子どもからHIVが発見されたのを受けて開始された。なおその後の検査では、子どもは健康であることが示されたという。

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