「露スパイ」のブティナ被告と交際していた米国人の男、詐欺罪で起訴

米検察当局は、共和党と関係がある政治活動家のポール・エリクソン被告(56)について、詐欺と資金洗浄(マネーロンダリング)に関連する計画を1996~2018年に企てたと考えている。サウスダコタ地区連邦地方検事局が発表している。今回の起訴は、ロシア人女性のマリヤ・ブティナ被告の事件とは関連していない。
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エリクソン被告に対しては既に5日、11の訴因に関して公訴が提起されている。それぞれの訴因について、最大で禁錮20年、罰金25万ドル(2746万5千円)の判決が言い渡される可能性がある。しかし、公判の際、エリクソン被告は罪を認めなかった。被告は現在、保釈されており、新たな公判の期日は今のところ指定されていない。

起訴状では、エリクソン被告の複数の口座から2回にわたって送金が行われたと言及されている。そのうち1回は2017年、ワシントンDCにあるアメリカン大学に宛てて行われ、2万400ドルが送られていた。同大学ではちょうどこの時期、大学院修士課程でブティナ被告が学んでいた。もう1回の送金では、9千ドルが「M.B.」というイニシャルの受取人に宛てて送られていた。複数の米メディアによる推測では、「ロシアによる計略を推進」する目的で米国内の政治家らとの非公式な関係を隠蔽・構築するため、ブティナ被告がエリクソン被告との「恋愛関係」に入っていたとされている。

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マリヤ・ブティナ被告は2018年7月に米国で拘束された。被告は、米国政治への影響力を持つ企業への潜入を試みたり、無申告の外国の工作員として活動した疑いが持たれている。

なお、被告は裁判で無罪を主張した。弁護士はブティナ被告について、違法行為は一切しておらず、米国と被告の関係は、「国際関係」を専門とする現地の大学での学業によってすべて説明されていると述べている。

ブティナ被告に対しては当初、最高で懲役15年の判決が言い渡される可能性があったが、被告は司法取引に応じ、訴訟手続の実施を断念。司法取引によって、被告が言い渡される可能性がある懲役刑の刑期は最高で5年となり、しかも実際にはその刑期が著しく短縮される可能性もある。

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