ロスコスモス、ISSの寝室をNASAから「借用」へ

アラブ首長国連邦の宇宙飛行士は国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中、米国セグメントで生活し、それに対する支払いはロシア側が受け持つ。ロケット・宇宙分野の関係者が伝えた。
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消息筋は、「ISSのロシアセグメントには寝室が2つしかないため、秋にロシア人宇宙飛行士2名とアラブ首長国連邦の宇宙飛行士1名がISSで滞在することを考えると、アラブ首長国連邦の宇宙飛行士は4つの寝室がある米国セグメントで暮らすことになる。同氏の滞在の支払いは現金ではなく、サービスの提供によって行われる。すなわちロスコスモスはNASAにアラブ首長国連邦の宇宙飛行士の滞在費に相当するサービスを提供しなければならない」と語った。

消息筋によると、アラブ首長国連邦の宇宙飛行士にはロシアの食事が提供され、ロシアでつくられた制服が与えられ、ISSへの輸送と地球への帰還もロシアが保障する。

ロスコスモスとアラブ首長国連邦は2017年9月、アラブ首長国連邦の宇宙飛行士のISSへの飛行について合意した。2018年9月、ガガーリン宇宙飛行士訓練センターで候補者2名の訓練が始まった。うち1名の飛行は、今年秋に予定されている。

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