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カブロフ特別代表によると、ロシア国内における禁止テロ組織としてのタリバンの地位の見直しの問題は、今のところ提起されていないものの、いずれかの時点で提起され、見直しに関する決定については今後、タリバンの実際の行動次第で下す必要が出てくるという。
特別代表は、「(ロシア国内におけるタリバンの地位の)見直しに関しては、今のところ議題にはなっていないが、一歩ずつ進めなければならない。これは、国民的和解の事業におけるタリバンの実際の行動次第だ。いずれかの段階で、このことが議題になる時期が来る。タリバンを(ロシア国内で)テロ組織と認定する(同国)大統領令が、全くのゼロから出現したわけではなく、国連安保理決議第1267号の採択後に発されたということを、我々は忘れるべきではない。そのような措置をとるのは、あらゆる国家の義務だ。もし国連安保理が別の決議を採択するのなら、それに応じてロシア首脳部も大統領令を発する」と述べている。