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シェルターのAIは現在、174種の猫を識別できる。動物の同定は、暗視装置も備えたカメラを用いて行われる。「スマート」システムには顔の同定のほか、口内炎や皮膚病を含む、非常に広まっている猫の炎症や病気にかかっているかどうか検査できる性能もある。それだけでなく、耳につける特殊なタグの有無に基づいて、避妊・去勢手術を既に受けているかどうかを判断することもできる。
近づいてきた猫が病気にかかっている、あるいは避妊・去勢手術を受けていないと判断した場合、システムは自動的にモバイルアプリケーションを通して、ホームレスの動物の世話をしているボランティアグループのうち、最も近い場所にいるグループと連絡を取る。
猫がシェルターの中に入り込むとすぐ、その扉が自動で閉まり、たとえ猫と同じ程の大きさであった場合でも、シェルター内に他の動物が侵入するのを防ぐ。
北京では、冬に気温が氷点下9度にまで低下する。ある統計によると、地元の野良猫のうち40%しか、屋外で生き残ることができないという。
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