新潟県産品、モスクワの食品見本市で紹介「ロシア人にとって珍しいものを」

11日から15 日にかけて、ロシア最大規模の食品見本市「プロド・エキスポ」がモスクワ市内で開催された。約70国から出展者が集まり、日本からは新潟県の食料品、飲料、キッチングッズなどが紹介され、バイヤーやレストラン関係者、一般客などで賑わった。
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せんべいなどの菓子をはじめ、ノンアルコールの甘酒やビール、パックご飯、だしつゆ、うどんなどがずらりとショーケースに並び、プリンや柿の種などの試食、フルーツを使った甘酒の試飲コーナーも設けた。

ブースの運営にあたったのは、センコン物流のロシアにおけるパートナー会社「Japan-Senkon」だ。センコン物流は、ロシア輸出に明るい商社として新潟県から「ロシア販路開拓支援事業」を受託しており、新潟県の企業を対象にセミナーを行なったり、バイヤーを招いた商談会などを開催している。

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モスクワの食品見本市
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モスクワの食品見本市

ブースで接客にあたったセンコン物流のクリスティーナ・クハルチョクさんによれば、ロシア中から飲食業界の関係者が集まるプロド・エキスポは、販路拡大の可能性を知る良い機会だという。メーカー推薦の品々の中から、価格、見た目、内容量などを総合的に考慮し、ロシア市場で受け入れられるような商品をピックアップして持ってきているが、予想よりはるかに売れる商品があるかと思えば、その逆もあり得る。

日本でもおなじみの「柿の種」など、菓子類は安定的な人気がある。食品以外では、キッチン用包丁研ぎ器やコーヒーミル、緑茶ミルなど、お役立ちグッズに目をつける人や、開幕直後にすかさず卓上型の和風七輪を買い求めた人もいた。

これらの商品は、昨年モスクワ近郊のクラスノゴルスク市にオープンしたショップ「JAPAN GALLERY "GINZA"」でも購入できる。

見本市のラインナップは、レンジで温めるタイプのパックご飯など、利便性が高いものや、だしつゆや玄米、黒米のお粥、昆布入りうどんなど、ロシア人にとって珍しいものが中心となった。これらの食べ方については、地元テレビの取材を受けたり、有名テレビ番組の公式YouTubeで調理の模様を流すなど、認知度向上のための様々な取り組みが進められている。

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