末期の心不全患者に「無線充電式」人工心臓が移植される【動画】

カザフスタン首都アスタナで末期の心不全を患う患者に、血液の吸引送出のために無線補助人工心臓移植手術が行われ、無事成功した。人工心臓はイスラエルのLeviticus Cardio社が開発した特別な装置により充電する。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

通常の補助人工心臓は患者の腹腔に開けた穴を通るケーブルを使い、常に外部電源に接続している必要がある。人工心臓の稼働時間は充電なしでは15分に満たないため、頻繁な充電が必要だった。

だが今回開発された無線充電機器は2つの部品からなっている。1つは患者の胸部に移植。2つ目は特別なベストに組み込まれている。ベストを着るだけで、内部の誘導コイルが充電を始める。さらに人工心臓は1回の充電で8時間近く機能する。これは患者の生活の質を大きく向上させる。手首のモニターと内部のバイブレーション信号によって、次の充電時間が患者に伝えられる。

関連ニュース

史上初の人体神経直結の義手を開発 精密な動作と触覚が実現【動画】

サイバー義肢を念力で操作する方法、生物学者が解明

コメント