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「マサルは今日、1歳になりました! 誕生日おめでとう、私の大好きなマサル! おまえは喜びをくれ、私を支え、インスピレーションをくれる存在だよ! いつまでも元気でお利口さんでいてね。」お祝いメッセージは最後は飼い主の願望で締めくくられている。
五輪金メダルのごほうびということでザギトワが両親にねだった秋田犬は、日本の秋田犬保存会からのプレゼントという形で昨年5月、安倍首相のモスクワ訪問の際にザギトワに贈られた。
ザギトワは犬に会う前から名前は勝利を表す「マサル」と決めていた。可愛いマサルは日本ではすっかり国民的アイドルになり、ロシアでも秋田犬の誉れを広く宣伝した。この効果でロシアでは日本の犬=秋田犬という程すっかり知名度が上がり、ぜひ飼いたいという人が増えている。
ザギトワは五輪金メダリストとなってから、トップを守らねばという責任感からの重圧とのし上がってくるジュニアとの間に挟まれ、これに成長痛があわさって、今シーズンは心身ともに苦しい戦いを強いられている。マサルはそんなザギトワの心を癒し、しばし頭を切り替えてくれる大事な友人となったことは、彼女の発言や時々公開される写真を見ればよく分かる。ザギトワの親友となったのが日本から贈られた犬というのは日本人の私たちにとっても本当にうれしいことだ。
マサルちゃん、お誕生日おめでとう! 3月の日本での世界選手権で会えるかな?
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