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ウファ大主教管轄区域のエフゲニー・シェルィシェフ報道官は「我々がこの事実の調査を開始したとは言えない。なぜならこれは我々の特権ではないからだ。専門家らが検討し、おそらくモスクワ大主教に質問状を送ることになるだろう。信者の感情の侮辱につながるかどうか、これを見極めるのは専門家らの作業になる」と語り、こうした傾向については認識しているものの、どういう立場をとるかについては現段階では見極められていないと述べた。
本件については2月15日、バシコルトスタンTV放送のニュースが初めてとりあげた。その際のニュースのタイトルには「アニメ・イコンがバシコルトスタンの信者の感情を侮辱」と書かれていた。
一方でSNSユーザーの見解はアニメのように描かれたイコンが信者の感情を害しているという者と、新しい創造の在り方だという意見と真っ二つに割れている。あるユーザーは自分の見解をこう書いている。
「何も悪いことはない。信仰を持つ者は聖人を自分が見たいと思う姿でとらえるし、神は1人だ。宗教ごとに神は異なる。なぜ侮辱されたと思うのか? イコンだって、アニメだって一種の芸術だ。私なら独自の芸術を生み出した人をよくやったと褒めるよ。」