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李雪主夫人とともに首脳会談を訪れた金氏は、若い現代的なカップルのイメージを示そうとした。
ナイドハルト氏は「李氏はシャネルのバッグに明るい色の西洋式のドレスを着て姿を現すことが多い」と指摘し、「北朝鮮エリートにとって李氏は新たな女性像を作り上げた。女性らは女性の伝統的役割が要求するように、夫の後ろを時折歩くにすぎない」と続けた。
玄松月(ヒョン・ソンウォル)氏もベトナム行きの金氏に付き添った。
「数年前、彼女は性的スキャンダルに巻き込まれたと語られた。韓国メディアはその後、彼女が処刑されたと報じた。その後、彼女は突然、平昌五輪で南北朝鮮接近に向けた重要人物の1人として現れた」
だがナイドハルト氏が指摘するところ、金氏のイメージに決定的な役割を果たすのは、会談にも同行した妹の金与正(ヨジョン)党第1副部長だ。
「金氏の演説で彼女は常にそばにいる。金氏が文書に署名する必要がある時、彼女は常に手を貸し、ペンを渡し、ページをめくる。彼女は金氏がカメラの前、そして国際行事で快適に過ごせるように気をかけている。彼女は金氏の演説における舞台裏のリーダーだ」