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新世代の大砲は、以下のような形で機能する。砲撃が行われる際、砲身内部の莫大な量の熱と圧力によって、ガスの一部が磁化プラズマに変化する。磁化プラズマは、砲身の内壁に沿って薄い保護膜を形成し、このプラズマの膜が摩擦を減少させて断熱を確保し、このことが、一方では大砲の威力と射程距離を拡大させ、他方では、大砲の設計上の一体性を維持し、大砲が使用可能な期間を延長するうえで役立つ。
中国軍の見解によると、磁化プラズマを利用した大砲は今後、戦車や自走砲に搭載される可能性があるという。通常の155ミリ自走曲射砲でプラズマを利用した場合、その射程距離は従来の30キロから100キロにまで拡大する。このことによって、到達困難な戦略地帯にある敵の防衛を容易に撃破することが可能になる。
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