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近くの居住地から60km離れた地点に作られた基地の面積は32ヘクタール。厳しい生活条件を伴う無人の砂漠を再現した。観光客用基地は160人を収容可能な様々なモジュールからなっている。
水の欠如と気温の急変、外部世界からの完全な孤立は、観光客が地球ではなく火星にいると感じるにはこの上ない条件だ。基地が将来的に火星に向かう宇宙飛行士の訓練に使われることはない。
だが研究者にとってここは、宇宙開発に関する必要な研究を行うための条件が全て提供されている場所だ。プロジェクトを実現した中国航天科技集団公司の構想では、基地は宇宙愛好家の間で学術文化センターとして人気が出ると見られる。
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