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2019会計年度の歳出総額が4兆5千億ドルであるのに対して、今回の予算教書で見込まれている歳出の総額は4兆7400億ドル。歳入は3兆6400億ドルの水準を想定しており、その結果、予想される財政赤字は1兆1千億ドルとなっている。
この歳出のうち、6億6100万ドルについては「欧州、ユーラシア、そして中央アジア」における「ロシアによる有害な影響に対抗」するために計上されている。中でも、安全保障の強化や米同盟国の領土的一体性の擁護、米パートナー国がロシア製軍用機器の利用から移行しようとする試みに対する支援に資金が向けられている。このほか、「ロシア政府が自らの利益のために利用しようと意図している、エネルギー依存や貿易といったマクロ経済環境における弱点を除去する」ことにも支出が振り向けられている。
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