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実験はボランティア５５人が参加して行われた。そのうちの半数はシロシビン経験者だった。被験者たちにはマジックマッシュルームの煎汁が与えられ、その後、創造力をためすテストと心理テストが実施された。
ボランティアたちがテストを受けたのは、煎汁を飲む前の晩、飲んだ直後、そして１週間が経過したときの合計３回。研究者たちは、被験者たちの創造性と共感性、そして不安の度合いを総合的に計測した。
その結果、マジックマッシュルームの煎汁が被験者たちの気分を改善し、より開放的にしたことがわかった。
研究グループのナターシャ・メイソン氏は実験の結果について、「不安やうつ病、外傷性ストレス障害の治療におけるシロシビンの治療的価値を理解するために非常に重要」と語っている。
マジックマッシュルームの安全性については昨年５月、はコカインやＬＳＤ、ＭＤＭＡといった幻覚剤に比較して５倍高いことが実証されている。マジックマッシュルームが危険性の高い幻覚剤になるケースは、不審な場所で、アルコールと一緒に服用されることでしばしば引き起こされる。