米史上最大の名門大入学汚職構造、当局が摘発 一部のテレビスターも関与と判明

米マサチューセッツ州の検察当局は12日、同国の複数の名門大学への入学を巡る大規模な汚職スキームを明らかにした。このスキームを使って数年にわたり、裕福な家庭の子どもがスタンフォード大学やイェール大学、ジョージタウン大学、南カリフォルニア大学に賄賂によって入学していた。
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捜査情報によると、50人超が2011~19年の間に計2500万ドルの賄賂を供与。賄賂を供与したこれらの人物は、主に受験生の親だった。犯罪を組織していたのは、「キー・ワールドワイド財団」を率いるウィリアム・シンガー被告。被告はいくつかのスキームを用いて、裕福な家庭の子供を名門大学に入学させていた。

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不正入学の1つ目の手口は、ある医療証明書を受験生に対し交付させ、この証明書に基づいて受験生が他の受験生らとは別に特別センターで受験できるようにするというもの。しかし実際には、経験豊富な教師も含めた別の人物が受験生の代わりに入学試験を受けていた。2つ目の手口は、スポーツでの高成績を受験生のものとして登録するというもの。実際には、そのような成績は本人にはない。

事件に関わっていたとされる人物の中には、テレビドラマ『デスパレートな妻たち』に出演したスター女優のフェリシティ・ハフマン被告や、女優のロリ・ロックリン被告が含まれていることも判明。ハフマン被告は、ある大学に自らの長女を入学させるため1万5千ドルを支払い、ロックリン被告は夫とともに、娘2人を南カリフォルニア大学に入学させるため約50万ドルを支払っていたという。

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