ノーベル物理学賞の天野浩氏 研究の場をノボシビルスク大学へ? 現在、交渉中

ノーベル物理学賞の天野浩氏がシベリアの国立ノボシビルスク大学との間で交渉を行い、現地ノボシビルスクで研究活動を行う可能性を検討している。
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14日、天野教授はノボシビルスク国立大学から名誉博士の称号とそれを表すバッジを授与された。

天野浩氏は、世界初の青色LEDに必要な高品質結晶創製技術の発明で2014年にノーベル物理学賞を受賞している。

同大学のミハイル・フェドルク学長は交渉について、実際に行われていると認めた上で、天野教授も数年前に同大学で日本語教師として勤務していた教授の香寿美夫人もそろって大のロシアびいきだと語っている。

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「そうした交渉は行われている。どうまとまるか、というところだが、これはもちろん、天野氏がノーベル賞を受賞した専門分野の材料工学のコースになる。ノボシビルスク大学で日本人研究者の指導のもとに新素材分野の研究が行われるようになるだろう。

ノーベル賞受賞者に日本からお越しいただくことは我々にとっては大変な名誉であるとともに、ノボシビルスク大学、地域、ノボシビルスク市と名古屋大学の関係発展に役立つはずだ。それは第一に学生、若い教師陣の交換プログラムという学術上の行き来に現れる。若者は最先端の実験室で教え込まねばならない。天野教授が率いるラボはまさにこういう場所だ。」フェドルク学長はこう語った。

天野浩氏は、世界初の青色LEDに必要な高品質結晶創製技術の発明で2014年にノーベル物理学賞を受賞している。賞は半導体工学者の赤﨑 勇氏(受賞当時85歳)、電子工学者の中村 修二氏(受賞当時59歳)の3人に同時に授与された。青色LEDの発明は20世紀には不可能だと思われていた。

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